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日記：2004 Nov.
2004
11/12
さすがに１０日のブランクを思い出すことができませんでした。
本業に追われていると、変化の乏しい日常が続くので、
そんな中で無理やり日記を付けようとすると、
どうしても仕事の愚痴か、内省的な独り言しか書くことがありません。
もともと、どちらかといえば内省的なタイプではあったけど、
日記を付け始めたことで、それを助長していたことに気づきました。
内省的になること自体は悪くはないけれど、度を越してしまうと
不必要に鬱を併発するマイナス要因になってしまうようです。
ということで、
「すてぃるぶるー」の執筆から、初単行本を発売するまでの
個人的に激動の約１年半をつづってきた日記ですが、
ひとまずここで中断することにしました。
落ち着いたら、書くことがあるときだけのスタンスで
形態を変えて再開したいと思います。
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2004
11/2
実は、漫画の方は予定をかなりぶっちぎっている。
「出来ないものは出来ない！」と居直ってしまう悪い自分が
かなり勝ってしまっているのだが、
もちろん小心者なので、この状況に心苦しくなっている。
先週末はコンサートにこそ出かけたものの、それと寝食と
あとは僅かなネット閲覧を除けば、ここ１０日ほど本業漬けだった。
「だから出来ない」と言ってしまうは簡単だが、
漫画を始める時に、それだけは言わないようにしようと思っていたから、
早くも、そんな状態になって破綻させてしまっている自分がイヤだ。
ただ、本業のイレギュラー発生率は去年の比ではなく多い。
今年からの着きあいになった某社がほぼ毎日、
日に２回はイレギュラーを発生させて、それに常に対応できることを
強要してくるので、実質軟禁状態。
予定も立たなければ、切り替えさせても貰えない状態だ。
漫画と本業の両立が不可能だとは思っていないけれど、
このクライアントとの着きあいと、漫画の両立は限りなく難しい。
断ってしまってもいいのだが、美味しい仕事を持ってきてくれるのも事実。
それで結局どっちつかずになっているので、どうにかしたい。
夕方、別のクライアントから仕事が入り、打ち合わせがあった。
このクライアントはかなり…と言うか一番よいフローを提供してくれるトコロ。
今日も、わざわざ打ち合わせのために近所まで足労いただきました。
いつも甘えてないで、たまには自分から伺うようにしないといけないです。
今日はヤケ気味にかなりの集中力で巻いて仕事をしていた。
本業の修羅場になってから止まっていたネームをなんとしてでも完成させたい。
こうなったら間に合おうが間に合わなかろうが、完成はさせたい。
そのために、明日を外ネームにまるまる１日使いたい。
とりあえず休憩がてら日記を打っているけど、打ち終ったらラストスパート。
明日こそ、ひさしぶりに「長月みそか」にもどりたい。
絵を描かない友人に、
「そんだけ描けるなら、左手で鼻くそほじりながら数時間で一本描けるんじゃないの？」
と言われたことがあるけど、そんなだったらどんだけいいだろうね。
明日も、仮に１日漫画に関われたとしても、どれだけ進むことやら。
それでも、なんだかんだで漫画が好きだったりするんだよね。フシギと…。
2004
11/1
自分の中に二律背反した問題がいくつかある。
もともとは、あまり複雑に物事を考えないタイプだったので、
自己矛盾は少なかったし、そういう背反する問題があれば
あっさりとどちらかを諦める潔さというか、単純さがあった。
気がついたらこれが出来なくなっていたせいで、いろいろ問題が起きている。
表面的には諦めたフリをしながら、諦めきれていなくてグジグジしたり、
ムリに両方抱え込んで破綻したりという最悪なパターンばかり繰り返している。
わかりやすいところでいえば、漫画と本業の兼ねあいなんかもそれだし、
本業の中だけでもいくつかあるスタンスの矛盾だったり、
漫画における表現のビジョンとやっていることのギャップだとか、
根本的な生き方そのものにも、自家撞着が増えてきている。
もちろん理論的に両立不可能なこともあるだろうけど、
両立できることもあるはず。
本人の気の持ちようと、その方法を模索する努力が必要。
このままでは虻蜂取らずだし、周りにも迷惑がかかってしまう。
諦めるべきは諦め、解決すべきは解決しよう。
